念願のゴローズを手に入れたらそりゃもう神棚に飾っておきたいくらい扱いは丁寧になるものです。
素材はシルバー950、精巧に作られていて、何年も愛用し続けることができるというのもゴローズの大きな魅力のひとつです。
車であれば、定期的な洗車はもちろん、オイル交換やクーラー液の補充などをしなくてはなりませんが、ゴローズもこのように定期的なメンテナンスを行う必要があるのでしょうか?
今回はゴローズのシルバーアイテムのメンテナンス事情についてご紹介していきます。
そもそもシルバー製品のメンテナンスって?
これはゴローズに限った話ではありませんが、そもそもシルバージュエリーのメンテナンスにはどういったものがあるのでしょうか。
シルバージュエリーのメンテナンスは主に硫化(りゅうか)反応という科学反応を防止するために行われることがほとんどだそうです。
この硫化反応とは、簡単に言うとシルバーが黒くなる現象のことで、身近なところですとゴム製品や空気中なんかの成分でも反応を起こしてしまいます。
つまり、シルバーアクセサリーが黒くなってしまうのは、日常的に過ごしていれば免れることのできない現象といえます。
実際のメンテナンス方法
シルバージュエリーのメンテナンス方法はいくつかあります。
メンテナンスの種類
- シルバー専用の研磨クリーム等を使って磨く
- シルバー専用クロスを使って磨く
- その他(重曹など)
上記はどれも私たち素人でも十分効果を発揮できる方法で、購入当初のピカピカの光沢を保ちたいのであれば必須の作業といえます。
ゴローズはメンテナンスするべき?
では今回の本題「ゴローズはその他のシルバージュエリーのようにメンテナンスするべきなのか」といった点に触れていきます。
結論から言うと「好み」です。
ピカピカの状態を常に維持したければ毎日磨いても良いでしょうし、真っ黒になったゴローズがお好きなら何もしなくて良いかと思います。
みんなのメンテナンス事情
「好み」とは言ったものの、みんなはどうしているのでしょうか?
主に私のフォロワ―様に協力していただき、メンテナンスについてアンケートを実施した結果がこちらです。
https://twitter.com/feather_com/status/1138987036017274885
約半数以上の方が「メンテナンスを一切行わない」という集計結果に。
全員に聞いたわけではありませんが、これは恐らく「めんどくさいから」とかそういった理由ではないかと思います。
自然に黒くなったゴローズがカッコいい
ゴローズはシルバーアクセサリーの中でも異才を放っていて、「ピカピカよりも黒い方がカッコいい」と思う方が大半です。
個々で理由は様々かと思いますが、恐らくその中でも多いのが「彫り」に関する事情かと思います。
ゴローズのシルバーアクセサリーの中でも、最も人気の高い「フェザー」の新品と長年着用されたものを比較してみましょう。
※画像はクリックするとデルタワンさんのページにジャンプします。
【新品】
【中古】
写真だと少しわかりづらいですが、彫りの部分が黒くなっているのはお分かりいただけますでしょうか?
表面はシルバーを保っているものの、彫り部分は真っ黒になって、新品よりも彫りの1本1本を鮮明に確認することができます。
もっとわかりやすいアイテムをご紹介しましょう。
【新品】
【中古】
新品はほとんど彫りが目視できないのに対し、経年経過した中古品は彫りがハッキリと浮かび上がっています。
この彫りこそがゴローズの魅力だと感じている方は一切手入れをしない、むしろ早く黒くならないかとワクワクしているような方が多いかと思います。
同じ商品でも、硫化反応がしているのとしていないのとで、ここまで表情が変わってきます。
ゴローズの推奨
ちなみに、ゴローズの店員さんもメンテナンスは何も行わないことを推奨しています。
自分で購入したものなので、どうするかは自分の勝手ですから、あえて『推奨』と表現しましたが、磨いている旨を店員さんに伝えるとまあまあなテンションで怒られるみたいです。(笑)
私の勝手な推測ではありますが、ゴローズがメンテナンスをしなくて良いという理由もアイテムの彫りに関係しているかと思います。
『汚れ落とし』ではなく『研磨』
というのも、シルバー専用のクリームやクロスには少なからず研磨を目的とした粒子が含まれています。
この研磨剤は硫化によって黒くなった部分を清掃しているのではなく削っているのです。
つまり、何度も何度も研磨を繰り返していると彫りが無くなってしまうということになります。
このような理由からゴローズの店員さんは『磨き』を推奨していないのだと思います。
お好みでメンテナンスを!
ちなみに私も完全フル放置する派です。
ピカピカが良ければ毎日磨けば良いかと思います、ですが彫りが薄れていくというのも忘れずに。
経年変化にムラが起きるのがイヤであれば、研磨粒子を含んでいないファイバークロスのようなもので優しく乾拭きする程度で良いかと思います。
ご自身にあったメンテナンス方法を!
本日も一読ありがとうございました!