「温泉に着けて入ると真っ黒になるよ!」
なんて噂を聞いたことないですか?
私もなんとなーくそんな噂を聞いたことはあったので、「温泉に着けて行ったら黒くなる」という認識ですが、実際に経験はしたことがありませんでした。
今回は私の大切なシルバーアクセサリーのひとつであるゴローズのフェザーを温泉に連れて行った話をご紹介します!
温泉でシルバーアクセが黒くなるのは本当!
まず始めに、シルバーアクセサリーを温泉に漬けると黒くなる理屈を事前に調べてみました。
結論から言うと、シルバーアクセサリーを着けたまま温泉に入るとアイテムが黒くなるというのは本当です。
素材である銀が硫化という科学反応を起こすことで黒くなります。
硫化(りゅうか)反応って?
硫化とは、硫黄(いおう)によって表面に硫化銀の皮膜を作る化学反応です。
硫化銀の皮膜の厚さによって色が黄色、茶色に変色し、さらに皮膜が厚いと黒くなります。
「硫黄に反応する」と聞くと、日常生活ではあまり縁のないように感じますが、意外と身近なところに硫黄成分は含まれているんですよ!
硫黄が含まれているもの
- 温泉
- 自動車などの排気ガス
- ゴム製品
空気中にも含まれているので、経年変化と呼ばれる黒くなっていく現象も実は硫化反応を日々起こしているということになるんですね。
温泉は特に純度の高い硫黄
勘の良い方ならすでにピンと来ているかと思いますが、ほとんどの温泉に硫黄が含まれていますよね。
さらに温泉は身近なものの中ではトップクラスに硫黄がキツいそうです。
その次に硫黄がキツいのは車やバイクなどの排気ガス。
なので、普通に生活している方と、バイク乗りの人とでは黒くなるスピードが全然違います。
バイクに乗る方は、普段から移動中に硫黄を浴びたくってますからね、当然その分だけアイテム達も黒くなっていきます。
それは決して汚れではなく、硫化現象ということになります。
日本一の温泉街にゴローズを持って行った
はい、この記事を書くためだけに新品で保管していたゴローズのメタル付き特大フェザーを組みました。
少しビビッてしまいチェーンは使わず、革紐とホワイトハーツビーズでカスタムします。(笑)
さて、温泉街に出発する前がこんな感じ。
まあ、新品なんで当然の状態ですよね。
同じくシルバー素材の平打ちリングも連れてきました。
ちなみに今回検証に連れて行くアクセサリーは全てシルバー950です。
シルバーの純度が925より高い分、黒くなるスピードも早いのが特徴です。
行き先は日本一の温泉街”草津温泉”
そして連れて行く先は日本一の温泉街と呼ばれる草津温泉。
この草津は、街のど真ん中に湯畑という観光名所があり、ずーっと温泉が沸き出てます。
こちらが我々シルバーアクセファンにとって天敵ともいえる湯畑です。(笑)
煙ムンムンでてるのわかりますか?これ全部例の硫黄です。
嫁はキャッキャしてますが、私は非常にヤバイ予感がしています。(笑)
さすがに温泉ドボンはヤバい
えー、当初はどっぷり温泉に漬けてみようかと思ったのですが、調べれば調べるほどヤバそうな雰囲気がしたので、直接温泉には漬けず、入浴時以外は常に身に着けるという方針に変更致しました。
黒くなったシルバー製品は大好きなのですが、私が好きなのは経年の変化で徐々に黒くなったものであって、いきなり真っ黒にするのはちょっと。(笑)
さすがに一気に温泉に漬けちゃうと真っ黒になって尚且つムラが凄くなりそうなので、今回はやめておきます。
滞在中はほぼ外出!
滞在中はほとんどホテルにはおらず、常に外で観光していました。
つまり、日本で一番硫黄成分が含まれた空気中にずっと晒していた状態です。
湯畑にはこんな間近まで行きましたし・・・
湯もみショーも・・・
湯もみショーとか言ってますけど温泉掻き回して硫黄充満させてるだけですからね。
私にとってはテロみたいなもんです。(笑)
とにかく、何をしててもゴローズが気になってしょうがねぇwww
帰ってきて状態を比較
1泊2日、ほぼ温泉街で観光し、無事に脱出したので写真を撮りました。
撮影する前にチェーンに組み替えちゃったのですが同じフェザーです。
気になる変化がコチラ。
行く前と比べて見ると・・・
めっちゃ茶色くなっとるwww
でも思ったほどではなかった!
ビフォーアフターで写真を比較すると大分茶色くなったように見えますが、実際に着けた感じはそこまで変化を感じませんでした。
さすがに湯煙をバンザーイ!で浴びるようなマネはしてませんが、1泊2日の温泉くらいなら連れて行って問題ないというのが個人的な感想です。
ですが、短時間で一気に硫黄を浴びすぎたためか、硫化に若干ムラがあるように感じます。
ピカピカが好きならNG
私は経年で黒くなったシルバーアクセサリーの方が好きなので全然問題ない程度ですが、ピカピカが好きな方はやはり温泉街に行くときは遠慮した方が良いかもしれません。
万が一、過度に硫化してしまっても重曹や塩を使って硫化銀の皮膜を取ることも可能ですが、やはりその辺で手に入る家庭用のものでは限界があるかと思います。
「いつも身に着けていたい!」という気持ちはわからなくもないですが、温泉や温泉街に行くときは注意をした方がよいですね。
本日も一読ありがとうございました!