本日はゴローズの数あるアイテムの中でも"スプーン"というアイテムに焦点を当ててご紹介していきます。
周知されている意味合いともうひとつ、あまり知られていないモチーフや起源もあるので、是非最後までお付き合い下さい!
ゴローズのスプーン
銀の匙(スプーン)に彫りが入れられているのがわかります。
この彫りはスプーンをイーグル(白頭鷲)が包み込んでいる様子を表現しています。
デザインはこのイーグルスタンプ付きが一番人気ですが、ターコイズ付き、ホイール付きなど、ゴローズらしく様々なデザインに展開されます。
スプーン愛用芸能人
このスプーンというアイテムはデザインの秀逸さや、込められた意味合いが素晴らしいことからか、芸能人の方からも多数愛用されています。
V6三宅健さん
安室奈美恵さん
別の記事:安室奈美恵さんが着けているネックレスの深い意味とは?
特にV6の三宅健さんはゴローズの先駆け芸能人として有名です。
三宅健さんの愛犬も、首輪の代わりにゴローズのスプーンを着けていたそうです。
さすが三宅健さん、素晴らしいセンスですね!
安室奈美恵さんはスプーンを着けていた時期とお子さんが生まれた時期が重なるので、後ほどご紹介する"素晴らしい意味"を込めて着用されていたのではないかと思ってます。
メジャーなスプーンの意味
ゴローズのアイテムはインディアンやネイティブアメリカンの文化をジュエリーにしたものが多いですが、このスプーンというアイテムにはどのような背景があるのでしょうか。
ゴローズのスプーンに込められた意味やモチーフは主に2つあるとされていますが、一般的な方を先にご紹介しておきましょう。
ヨーロッパの伝統
インディアンと言われるとアメリカ先住民というイメージがあるかと思いますが、実はヨーロッパにも存在しました。
このヨーロッパのインディアンの中で、銀の匙は食文化の象徴。
転じて、生まれたばかりの子供に銀の匙を与えると、その子供は一生食べるものに困らないと言われています。
また、食べるものに困らない=金銭的な余裕ということにもなるので、金運を向上させるという意味合いも。
ゴローズのスプーンはこのような意味を込めて、出産祝いで購入されたり、自身のモチベーションアップのために愛用される方が多いですね。
スプーンの本当のモチーフ
先ほどご紹介した「食べるものに困らない」という意味で着けられている方がほとんどかと思いますが、実はゴローズのスプーンのモチーフはヨーロッパの伝統的なスプーンとは異なります。
ラコタ族のスプーン
ゴローズ創立者である高橋五郎氏はネイティブアメリカンの中でも特にラコタ族に影響を受けてモノ作りをしていたと言われています。
そのラコタ族にとってのスプーンとは、メディスンマンが薬草を炙る際に器として用いたという歴史背景があります。
メディスンバッグからスプーンと薬草を取り出し、スプーンの上に薬草を置いてそれを炙る。
ゴローズのスプーンはそのようにラコタ族で日常的に使う生活雑貨をモチーフに作られたのではないかなと思います。
込められた意味は特にありませんが、ラコタ族が日常的に使うアイテムにイーグルの彫りを入れて意味を持たせたのがゴローズのスプーンということになります。
さいごに
いかがでしたでしょうか。
もちろん、インディアンジュエリーにおいてのスプーンの意味には「食べるものに困らない」という意味があるので、間違っているわけではありません。
ですが、高橋五郎氏がモチーフとしたのは実は別のスプーンだったのかもしれません。
本日も一読ありがとうございました!