自分の興味のあることや、気になったことがあれば、ほとんどの方はネットで情報収集する世の中になりました。
ファッションブランドなどは特に、そのような時代背景を把握し、ほとんどのお店では公式HPやブログ上で、自店の情報を発信します。
ですが、ゴローズはとにかく情報に守秘的であるため、ネットでほとんど情報が回りません。
取り扱っている商品、入荷される商品、新商品、その他お店における注意点など、とにかく情報に守秘的であることからか、勘違いされていることや、間違った理解をしている方も多いと思います。
今回は、これからゴローズを収集する方や、情報収集が捗らない方に向けて、間違いやすいことや勘違いされやすい要点やシーンをまとめました。
目次から「ムッ!?」と思ったものだけご覧になるのも良いかもしれません!
ページマップ
①本当は革製品のお店
ゴローズと言われてほとんどの方が想像するのは『羽のネックレス』です。
ですが、本来ゴローズは革製品のお店なのはご存知でしたか?
創立者である高橋五郎氏が青山にレザークラフトのお店をオープンしたことが始まりで、その後アメリカでの修行を経て、インディアンジュエリーの製作をしました。
先ほどご紹介した『羽のネックレス』を含む、これらのインディアンジュエリーが大人気となり、店の看板商品となります。
今でこそフェザーネックレスのイメージが強いですが、革製品こそゴローズの原点であることは皆様が意外と知らないゴローズの歴史です。
②原則として1日1アイテム
いつの時代からか、メインどころの商品は1日1アイテムしか購入できなくなりました。
もちろんアイテムを2つ売ってくれることもありますが、人気の特大フェザーなんかは1日に1枚しか売ってくれません。
この暗黙の了解ができたのは、ゴローズに来た海外の富裕層のお客が2つも3つもフェザーを注文した際に
”One day,One feather.”
(フェザーは一日1つまで)
と高橋五郎氏が言ったことが始まりだそうです。
1日に1アイテムというよりか、個人による買占めをお断りしているといった意味合いでしょうか。
③セット販売はしていない
ゴローズと言われると、羽が何枚もついたネックレスだったり、イーグルをモチーフにしたネックレストップに羽がついているものを想像するかもしれません。
ですが、ゴローズにはこのようなセットは売っていません。
育てていくように、少しずつ自分好みにアイテムを収集することが魅了のひとつです。
また、ゴローズ独自の営業方針のひとつとして、人と人とのコミュニケーションを大切にするというものがあります。
出来上がったセットのようなものを売っちゃうとそれっきりですよね。
「また顔を見せに来てね」とか、「ん?なんか様子がおかしいね、直してあげる」とか、そのようなコミュニケーションは生まれません。
1人のお客さんに末長く通って欲しいという理由のもと、完成されたようなセット販売は行われていません。
④通販やネットショップはない
はい、つい先ほどご紹介したような方針のもと営業しているので、通販やネットショップ、委託販売、卸し業者などのものは一切ありません。
ゴローズを取り扱っているお店は他にもありますが、全て中古品ということです。
たまに新品未使用と書かれた商品もありますが、厳密にいうと一度は人の手に渡っているので中古品という扱いになります。
もっとわかりやすく言うと、新品未使用と書かれているものがあったとすれば、それは購入後すぐに買取店に売られた転売品ということです。
⑤ターコイズビーズは取り扱っていない
インディアンジュエリーと言われて印象的なのがターコイズ石です。
よくホワイトハーツビーズとターコイズビーズで特大フェザーなんかを組んでいる方も見かけますが、ターコイズビーズはゴローズには売っていません。
各自が自前で買ったターコイズビーズということです。
ターコイズフェザーがあったり、ターコイズコンチョがあるので勘違いされやすいですが、ゴローズの店員さんが作っていないと言っていたので間違いないかと思います。
⑥新規も入れる
転売などの対策のため、初めての方ですと、少し敷居は上がりますが、決して入れないわけではありません。
会員制でも紹介制でもないので、お1人で行っても大丈夫です。
⑦今もオーダーや修理は可能
とんでもない人気になってきたので、勘違いされている方も多いですが、現在もオーダーや修理は受け付けています。
ですが、普通ですとどれだけ混んでても「1ヶ月待ちです!」などというイメージですが、ゴローズはいつオーダーを受け付けているのかわかりません。
私もよくオーダーできるか伺うのですが、2018年現在ですと
「夏頃のオーダーが今上がってきだしている頃なので(ry」
と10月頃に断られているので、夏頃受け付けていたのでしょうか。
まあ夏頃聞いてもダメだったんですけど。(笑)
公表こそしませんが、タイミング良く聞けば受け付けてくれるみたいです。
修理に関しては、革紐が切れたなどの簡単なものですとその場でやってくれます。
⑧なんでも売ってくれる
例えばですが、革紐とか丸カンとかも売ってくれます。
他にも、ゴローズの革製品に塗りこむ油なんかも売ってくれるの知ってましたか?
用途さえあればなんでも売ってくれるイメージですので、気になることがあればとにかく聞いてみるのが良いかもしれません。
逆に言うと『用途さえあれば』です、無駄なものは売ってくれません。
必ず「何に使うの?」と聞かれます。
⑨本当は自分で組んだらダメ。
持っているアイテムを自分で組んだらダメって言われたことがあります。
というのも、ゴローズで店員さんがネックレスをバラす時に使うペンチってただのその辺に売っているペンチじゃないのご存知ですか?
先端を見せてもらったことがあるのですが、バラした際に丸カンが傷つかないようにピンピンに研がれています。
自分が買ったんだし自由といえば自由なので、ダメではないのですが、ゴローズで組んでもらった方が傷つかないし、間違いないということです。
少々頑固なようにも思えますが、美しく長く使って欲しいという思いが込められているわけですね。
上記のような理由なので革紐で組んでいる方はお好きにしていいと思います!
さいごに
いかがでしたでしょうか。
冒頭でも書いたように、ゴローズはとにかく情報が少ないお店です。
少しでも何か役に立つ情報があればと思い記事にしました。
本日も一読ありがとうございます!