ビーズ目的で並びだしたら一人前。
人気の特大フェザーなんかも、もともとは創立者である高橋五郎氏が革紐とビーズで組む前提で作ったんですよ。
なので、現在は生産されていないオールドと呼ばれる古いキャストは太角チェーン入らないんです。
今でこそチェーンで組むのが主流になっていますが、ビーズで組んだゴローズこそ、ゴローズ本来の姿といえるでしょう。
今回はゴローズの真髄ともいえるビーズについてご紹介していきます。
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ホワイトハーツビーズ
ゴローズのビーズと言われてパッと思いつくのは赤のホワイトハーツビーズだと思います。
まずはインディアンジュエリーの代名詞ともいえるホワイトハーツビーズについてご紹介します。
ホワイトハーツビーズって?
ホワイトハーツビーズとは、ビーズの中心部分が白、 外側に透けた色を重ねる事で発色を良くしたビーズです。
決して側面から見えない心臓部分に、”不透明な白”があることが、ホワイトハーツと呼ばれる由来です。
素材はガラスでできているため、落とすと割れちゃうこともあります。
また、一連になったホワイトハーツをビーズサイズに切って、冷ますような製造工程からか、一粒一粒固体が若干異なります。
個体差があることもホワイトハーツの魅力のひとつで、中には革紐に通らない頑固者の個体もあります。(笑)
ホワイトハーツビーズ自体にはいくつかの色がありますが、ゴローズでは赤しか取り扱っていません。
古来より赤い色は強いパワーを持ち、身につける者に力を与え守ってくれると人々に信じられてきました。
そういう意味合いからもゴローズは数ある色の中から赤のホワイトハーツビーズを取り扱っているのだと思います。
ゴローズが作っているのではない
先ほどから”作っている”と書かずに、”取り扱っている”と書いていますが、というのも、ゴローズではホワイトハーツビーズは作っていません。
これは意外に思う方もいらっしゃるかと思います。
聞いたところによると、良い発色のホワイトハーツビーズがあれば仕入れてくるそうです。
一時期在庫が安定しなかったのもこういった理由からでしょうか?
ゴローズは基本的に革製品とシルバー(金)製品のお店なので、ガラス細工はまた別ということでしょうか。
ですが、先ほどからご紹介しているように、在庫こそ安定しませんが、時々入荷があります。
ゴローズの店員さんが目利きした間違いないホワイトハーツビーズが欲しければやはりゴローズで買うのが良いかもしれません。
シルバー(パイプ)ビーズ
ホワイトハーツビーズと組み合わせて使われることの多いシルバービーズ。
ゴローズのシルバービーズはめちゃくちゃ高いですが、モノは抜群に良いです。
ゴローズのシルバービーズに触れたことのある方ならわかるかと思いますが、重さや手触りがその辺のものと全然違います。
安物のシルバービーズであれば、シルバーは外面だけですが、ゴローズのシルバービーズは革紐を通す穴以外は全てシルバー950でできているためです。
たまにネットなどでシルバービーズと検索すると8粒で200円!みたいなものを見ますが、あれはそもそもシルバー素材ではありません。
シルバー色の真鍮製ビーズです。(笑)
ゴローズのビーズは引き出しアイテム
ゴローズの作っているシルバービーズは有名な引き出しアイテムです。
別の記事:【ゴローズ】レアアイテムの種類を一挙解説!【引き出し】
別の記事:【ゴローズ】引き出しアイテムを手に入れるまでの流れ
大きさは特大、L、M、Sがあり、用途によって使いわけられます。
よく見るホイールとフェザーの組み合わせの際に装飾として革紐の先端に使われるビーズはMサイズが主流ですかね。
特Lは存在感があるため、特大フェザーの両サイドに3発づつ着けたり。
今気付きましたが、ゴローズのビーズは『1粒』と数えずに『1発』と数えます。
何故でしょうかね。(笑)
購入できる量
言えばいくらでもでてくるわけではありません。
時期や在庫状況によるのだと思いますが、4発でてきたり6発でてきたり・・・。
当日いくつ買えるかは店員さんに聞いてみましょう。
金(パイプ)ビーズ
シルバービーズに比べて、金ビーズは格段にレア度が上がります。
革紐で組む方にとって、金ビーズはゴローズの真骨頂である陰と陽を表現する唯一のアイテムといっても過言ではないのですが、これがとにかく出てこない。
先ほどご紹介した赤ビーズ一連やパイプビーズ一連にアクセントとしてどうしても織り交ぜたいのですが、本当に出てきません。
こちらも先ほどのシルバービーズ同様、革紐を通すためのごくわずかな穴意外は全て金素材でできているという極めてゴージャスなアイテムです。
こちらも普通の丸型金ビーズと金パイプビーズがあります。
イーグルヘッドビーズ
ビーズの中で一番存在感があり、人気のビーズがイーグルヘッドビーズです。
その名の通り、シルバービーズに金でできたイーグルの頭がついています。
1cmにも満たない小さなイーグルの顔ですが、しっかりと彫りがいれられているあたりが、ゴローズの繊細さが伝わる逸品です。
オマケ:カラービーズ
ゴローズでネックレストップを買った人もれなく全員がもらえるのがカラービーズです。
もらえるというより、革紐についているという感じで、プラスチックでできたごくごく普通のビーズですが、穴径が大きく作られているので、革紐2本分の太さでも入ります。
使い勝手の良さからか、カラービーズの使い方を極めた人をたまに見ます。(笑)
革製品の紐の装飾に使っている方が多いイメージです。
またカラーも豊富ですが、色は選べません。
というより、そもそもこれは単品で売ってくれるんですかね、欲しいと思ったことがないのでわかりません。(笑)
その他にも・・・
上記でご紹介した人気のビーズの他にもアポロビーズと呼ばれるエンド部分で活躍するビーズや、シルバーにゴローズの刻印が打たれた刻印ビーズなどがあります。
種類豊富なビーズですが、カスタムでよく見るけど売っていないビーズもあるので、次は意外と(?)ゴローズで取り扱っていないビーズをご紹介します。
売っていないビーズ
逆に言うと上記以外のビーズは売っていないわけですが、組んでいるのを見かけることがあるけどゴローズのビーズではないものをご紹介します。
ターコイズビーズ
ターコイズビーズはインディアンジュエリーの代表的なビーズですが、ゴローズでは作っていません。
ターコイズ付きフェザーなどがあるのに何故なのかと思いますが、現時点でゴローズから出た情報はありません。
赤意外のホワイトハーツビーズ
こちらも売っていません。
たまに赤のホワイトハーツビーズ一連にアクセントで黄色のホワイトハーツビーズを入れている方などを見ますが、あちらもゴローズのものではなく、自前のビーズでしょう。
ゴローズに着けていって大丈夫?
大丈夫です!
ゴローズは何かと厳しいイメージを持たれがちですが、ゴローズのフェザーを他ブランドのビーズと組み合わせてお店に言っても何も言われません。
店員さんに一度聞いている人を見たことがあるのですが、その時の店員さんの反応は
「紛らわしくなければ全然イイよ!」
と言っていました。
「紛らわしくなければ」って?
他のビーズで組むのは大丈夫みたいですが、どうも「紛らわしくなければ」という言葉が引っかかります。
私なりの見解ですが、シルバービーズとか金ビーズはダメってことなのではないかと思います。
ダメというよりか、例えば他社のシルバービーズでゴローズのフェザーを組んでいて、
「シルバービーズ下さい!」
これが店員さんの言う「紛らわしい」ということだと思います。
店員さんからすれば「ん?持ってるじゃん。」ってなりますよね。
さすがに首にかけているシルバービーズがどこの製品かなんてわかる人いないので。
ゴローズのシルバービーズをが欲しければ他者のもので代替すると店員さんに変な誤解を招くかもしれません。
逆にビーズはゴローズじゃなくて良いという方は他社のシルバービーズだろうが金ビーズだろうが組んで行っていいと思います。
オススメビーズブランド
さて、他社のビーズを使うことは店員さん公認(?)のわけですが、オススメのビーズショップをご紹介します。
というより、ゴローズをビーズで組んでいる方はほとんどここのビーズなんじゃないでしょうか?
ビンゴブラザーズ
ビンゴブラザーズのビーズですね。
ここはとにかくビーズの種類が豊富で、ホワイトハーツ各色はもちろん、シルバービーズなども豊富に揃えているインディアンジュエリーショップです。
例えば、同じ赤のホワイトハーツビーズでも鮮やかな色の赤もあれば、少し濁った血色っぽい赤もあります。
ターコイズの種類や大きさもなんかもたくさんありますね。
ゴローズから徒歩5分ほどのところにあるのも魅力的で、私もゴローズの抽選に外れたらたまに寄って帰るお店です。(笑)
さいごに
決して主役とは言えないビーズですが、ビーズひとつにしても本当に奥が深いです。
今はあまり興味の無い方でも、一通りメインどころのアイテムを揃える頃にはきっとビーズや他の装飾品も魅力に感じてくるはずです。
無くてもイイけどあった方がよりイイというのが粋な存在です。
本日も一読ありがとうございました!