入手困難で有名なゴローズ。
原宿の店に並んで買う以外、ネットショップや通販もないのは周知の通りです。
ですが、ゴローズも”モノ”ですので、もちろん中古品などの流用があります。
今回は、ゴローズを店頭で手に入れる以外の入手手段、委託店購入に焦点を当ててご紹介いたします。
そもそもゴローズの委託店って?
先ほどから”委託店”と書いていますが、これからご紹介するお店は委託販売ではありません。
委託販売という言葉の定義を調べてみたところ、
委託販売とは、その名のとおり、商品や製品の販売を、第三者に委託・代行して販売してもらう販売形態である。
引用:wikipedia
と書いてあるのに対して、ゴローズの公式HPには
「goro’s」のショップは、東京の原宿/表参道の一店舗のみ。支店や卸し、他 「goro’s」の関連店舗、また正規取扱いのある店舗、「goro’s」公認の弟子による店舗等も一切ありません。
引用:https://goros.com/
このようにハッキリと明記されています。
つまり、ゴローズが正式に販売委託しているお店はないということです。
ただ、何故かファンの間でこれから紹介するお店を総じて”委託店”と呼びます。
なので言葉の意味だけで言うと、委託販売ではありませんが、わかりやすいので総じて委託店とさせていただきます。
デルタ・ワンとリンカン
ゴローズを取り扱っている店はけっこうありますが、その中でもトップクラスの人気と信用があるのがデルタワンとリンカンです。
どちらもゴローズから徒歩圏内のところに店を構え、楽天市場にもショップがあります。
▼デルタワンへ
▼リンカンへ
他にも取り扱っているお店はありますが、個人的にはこの2店舗だけで良いかと思います。
特にデルタワンは社長である堀内さんが『ゴローズ兄さん』と呼ばれるほどのゴローズコレクターで、ゴローズに対する愛情や知識は業界イチでしょう。
では次に、このようなお店で購入する際のメリットやデメリットをご紹介していきます。
委託店購入のメリット
まずは委託店で購入するメリットのご紹介です。
品揃えが豊富
実際の原宿ゴローズはいつ行っても品薄です。
お目当ての商品が出るまで何度も何度もお店に通わなければなりません。
それに対して、上記でご紹介した委託店は品揃えがとにかく豊富です。
レギュラーアイテムはもちろんのこと、現在の引き出しアイテムなんかも豊富に取り揃えていて、買うどころか見たこともないようなアイテムが店頭に並んでいます。
欲しいアイテムがあったら一度見てみて下さい、大体ありますよ!
並ばなくてもOK
原宿ゴローズであれば、絶対に並ばなくてはなりません。
仮に抽選で1番を引いたとしても、
・11時から自分の番に回ってくるまでの時間
・13時のオープンまでの時間
必ず並ばないといけません。
少なくともお店についてから2時間以上は待たなければならないということです。
ですが、委託店だと待たずとも購入できます。
待つといえばネットで購入した際の商品到着までの間くらいでしょうか。
遠方からでも買える
先ほどもご紹介しましたが、委託店はそれぞれ楽天市場にも出店しているので、遠方からでも買えちゃいます。
原宿ゴローズがネット販売をしていないので、購入をあきらめたという方も多いと思いますが、委託店であれば24時間どこからでも購入することができますよね。
在庫の確認ができる
原宿ゴローズは当日陳列されるアイテムや、近日入荷されるアイテムなどに関してはとにかく守秘的です。
そのため、欲しいアイテムがあって並びに行っても実際にお目当てのアイテムが無かったなんてことは多々あります。
ですがご紹介した委託店であればネットで在庫の確認をしても良いですし、電話で問い合わせてみても良いですね。
ゴローズでは当たり前で起きる「行ったけど無かった」が起きないというのも魅力です。
カードが使える
原宿ゴローズはカード決済ができません。
なので、あるかないかもわからないのにたくさん現金を持っていかなければなりません。(笑)
ですが、委託店であればカード決済が可能です。
カード決済が可能だと、分割払いにしたり、ポイントが付いたり、メリットは沢山ありますよね。
まとめ買いができる
ゴローズ創立者である高橋五郎氏が富裕層の外国人客に対して
”One day, One feather.”
という有名な言葉を残しています。
これは高橋五郎氏亡き今も原宿ゴローズにも引き継がれていて、原則として人気のフェザーなんかは1日1枚しかアイテムを購入することができません。
ですが委託店であれば、在庫さえあればまとめて購入することができます。
誰もが憧れる大イーグルカスタムや、神セットと呼ばれるカスタムを即日購入することができます。
知識のある店員さんが、カスタマイズについてアドバイスもしてくれるので、そこも嬉しいポイントです。
オールド品が買える
オールド品と呼ばれる廃盤デザインを購入することができます。
熱狂的なコレクターの中にはオールド品の収集に凝っている方も多く、原宿ゴローズで買うことができなくなった廃盤アイテムも豊富に取り揃えてあります。
中には生前に高橋五郎氏がその手で作ったとされるオーダー品などもあり、希少価値が非常に高いアイテムも多々あります。
委託店購入のデメリット
書き出してみると委託店で購入するメリットって結構ありましたね。
では問題のデメリットについて書いていこうと思います。
とにかく高い。
これですね、最大のデメリット。
ゴローズはその希少性からか、中古品であっても定価の何倍もするアイテムが多数あります。
というよりほとんどが定価以上で売られています。
有名なところですと、誰もが欲しがる中イーグル。
持ってませんが、原宿ゴローズから直接購入すると大体10万円ほどと聞いています。
それが委託店で購入するとなれば
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これぐらい。
250万円です、車が買えます。(笑)
ですが、中イーグル出るまでにどれほどの時間と労力がかかるかゴローズに通っている方ならわかるはず。
入手に至るまでの労力や時間を金で買うという感じでしょうか。
この価格でも実際に売れてるわけですから、お金持ちが時間を大切にするというのは本当かもしれません。(笑)
ゴローズの良さ
ゴローズってアイテムの魅力はもちろんですが、自分の足で店舗に出向き、何時間も待って、お目当てのアイテムがあった時の喜びや達成感に魅力を感じている方も多いです。
実は私もそのタイプです。
委託店購入であれば、そういった面でのゴローズの魅力は感じることができないかもしれません。
委託店に偽物はあるのか
さて、前置きが長くなりましたが、この記事最大の論点を書きます。
委託店にも偽物があるのかというお話です。
私個人の見解ですが、今回の記事でご紹介したデルタワンやリンカンに偽物はないと思っています。
”信用”で商売している
当ブログで何度もご紹介していますが、ゴローズに関しては本物を証明する手段がありません。
別の記事:【ゴローズ】ヤフオクやメルカリでの本物を判別する方法
無いということはつまり、当ブログでご紹介した2店は”信用”で商売しているわけです。
商材ともいえるその”信用”を自ら傷つけるような真似はするわけないですよね。
信用が無くなれば店にお客さんが一切来なくなるわけですから。
信用で商売している上記2店が意図的に偽物を販売しているわけがないと思っています。
鑑定に関しては店員さんよりも...
『本物を証明するものはない』とは言いましたが、ゴローズも”モノ”です。
”モノ”である以上、固体の形や素材が存在しますよね。
本物の金なのか、シルバー950なのか、そんな鑑定は当たり前です。
その他にも生産の際にできるわずかな初期傷や、購入時期によって変わるごくわずかな個体差、そんなところまで見ています。
私達はただのゴローズファンですが、彼ら鑑定士はプロです。
偽物も本物も山ほど見てきているわけですから、偽物か本物かの鑑定だけに特化すればゴローズの店員さんより眼力があると思います。
「それは言いすぎ!」って思いますか?
でもゴローズの店員さんは”本物の販売”しかしたことありませんからね。
私は、鑑定だけで言ったらゴローズの店員さんをも凌ぐと思っています。
本物の”本物”しか買い取らない
本物の買取しかしないのはもちろんですが、仮に本物であっても買取基準に満たない点がひとつでもあれば買い取らないそうです。
デルタワンのHPにこんなことも書かれていました。
委託店で一番大切なことは本物を知ることです。
DELTAoneの神髄は徹底したバイヤー教育にあります。
(略)
DELTAoneの査定に「たぶん」や「おそらく」などの中途半端な言葉はありません。
本物か偽物かは即座に判断出来るのです。
引用:デルタワン
少しでも本物と違う部分があれば絶対に買取しないことこそ、信用を保つ秘訣なのかもしれません。
それでも心配なら実店舗で買おう
ちなみに私は委託店で購入したことありますよ!
先ほども紹介したように、苦労して購入することに魅力を感じている部分もあるので、メインのフェザーなどは今のところ買う機会がありませんが、シルバービーズとか革紐とかは全然買います。
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個人的には「全てゴローズ」「全て委託店」などと極端にならなくても良いかなと思いますね。
あれこれと委託店購入についてのメリットデメリットをご紹介しましたが、それでも偽物か本物かに関して不安の方は、原宿ゴローズ実店舗での購入をおすすめします。
前回の記事にも書きましたが、自分で原宿ゴローズにいき購入したという事実こそ、本物である絶対の証明ですからね。
本日も一読ありがとうございました!