人気の勢いが止まらないゴローズ。
ゴローズはネット販売を行っていないので、並んで買う他ありません。
ですが、ゴローズも”モノ”です。
どんなものでも、モノである以上、中古品が流通しますよね。
そんな中古品の入手ルートとして、ヤフオクやメルカリなどといったフリマサイトでの購入があります。
ですが、以前の記事でもご紹介したように、偽物がとても多いです。
というより、ほぼ全部偽物です。
そもそも本物の証明がない
クロムハーツであれば、インボイス。
ロレックスであればギャランディカード。
このように、トップブランドには本物を証明する何かが必ずといっていいほどあります。
ですが、ゴローズはその特異な営業形態からか、本物を証明するいわばギャランディカードやシリアルナンバー等の類が一切ありません。
ちなみに、レシートもありません。
つまり、”自分がその足でゴローズに行き購入した”という経験以外は本物と証明する手段がないのです。
近年の日本において、半ば冗談のようにも思えますが、これがゴローズです。
逆に言うと、偽物の多い理由とも言えます。
今回はフリマサイトで本物のゴローズを見極めるコツの様なものをご紹介しますが、あくまでこのようなブランド品だということを理解した上で読み進めていただきたいと思います。
メルカリ・ヤフオク
メルカリやヤフオクで「ゴローズ」と検索してみて下さい。
山ほど商品がヒットするはずです。
ですが、先ほども言ったように、ほぼ全て偽物だと思っていただいて構いません。
というのも、オークションやフリマサイトは偽物の販売経路として完全に位置づけされています。
どっかの悪い人が個人での出品の可能という点を利用してヤフオクやメルカリを狙って偽物を販売しているということですね。
ですが、中には本物もあります。
確実に本物というのを探すことは中々できませんが、偽物を見つけることはできます。
フリマサイトやオークションによく見られる偽物や偽物を出品する出品者の特徴をいくつかご紹介します。
そもそも本物の金なのか
ネックレスなどのアイテムであれば、金部分を見てみましょう。
ゴローズであれば本物の18金を使用してます。
ですが、偽物の多くは金色になっている部分が本物の金ではなく、真鍮(しんちゅう)という素材でできています。
これは意外と写真で判断できます。
お持ちのゴローズがあれば、それと比べてみると良いですね。
お持ちでない場合でも、インスタグラムなどで信用できる写真と見比べてみて下さい。
ある程度目利きができるようになると写真でもすぐにわかります。
言葉で言い表すのは難しいですが、本物の金はまさにイメージ通りのゴールドなのに対して、真鍮製は黄色やオレンジに見えるはずです。
気になるアイテムがあれば出品者様に金部分だけをアップにした写真を要求しましょう。
他の出品アイテム
当該商品だけでなく、その出品者の他の商品も見てみましょう。
偽物のバイヤーであれば、同じ商品が過去にも出品されています。
同じアイテムを2つ持っていたとも考えられますが、過去にも同じアイテムを出品していたらほぼ100%偽物のバイヤーです。
また、非現実的な量のアイテム数が出品されていた場合もクロです。
言うまでもありませんが、ゴローズは入手が困難なことで有名なブランド。
あまりにアイテム数が多かったり、同じアイテムをいくつも出品しているような出品者には注意が必要です。
評価
評価も必ず見るようにしましょう。
偽物のバイヤーの多くに「悪い」評価がついているはずです。
被害にあった方がいるという事なので少し胸が苦しいですが、参考にさせてもらいましょう。
「偽物でした。」とか「良い勉強になりました。」とか書いていることが多いです。
但し、「良い」評価があったとしても、
モノが届いても気付かないような方が「良い」評価を押している場合や、事前に自作自演で評価を偽装している可能性がありますので気をつけて下さい。
1円スタート
1円スタートにしているものや、あまりに価格が安いものも偽物である確率がかなり高いです。
そもそも、有名委託店のHPで買取価格などを見るとほとんどのアイテムが定価以上で買い取られています。
正真正銘本物であれば1円スタートにする理由ありますか?
値段が安いと飛びつきたい気持ちもわかりますが、本物は定価以上の価格で推移すると思っておいて下さい。
東京都
出品者の情報が関東圏であるのも黄色信号かと思います。
先ほどもご紹介したように東京にある有名委託店に持って行くと、定価以上で売れるのになぜわざわざオークションなどで格安で出品するのでしょうか。
出品が関東圏であった場合は委託店で売らない理由を聞いてみて下さい。
本物であれば「委託店での査定結果に納得がいかなかった」などと言うかもしれませんね。
ですがこのフレーズが本物の証明ではありませんよ!
写真撮りが上手すぎる
商品写真に使われている写真があまりに綺麗なディスプレイになっていたり、見事に周りを切り取られて白背景になっているものも注意が必要です。
個人のゴローズコレクターにしてはやけにプロバイヤー感がありますね。
商品写真があまりに魅力的なのも実は偽物バイヤーの特徴なのかもしれません。
超レアモノ
まぁまずオークションに本物は出ません。
ここでいう偽物の多いレアものとは、全金系、顔ブレス、クロス、金爪、大イーグルとかですかね。
これらは買取店に出しても数十万~数百万になるそうです。
1円スタート?
偽物ですね。(笑)
オークションで本物を探そう!
今度は逆に本物と信用できそうな出品者やアイテムの特徴をご説明していきます。
何度も言いますが、あくまで本物の確率が高いだけですので悪しからず。
革製品
ゴローズの革製品は偽物少ないですね。
というより、革製品の偽物は見たことないかもしれません。
但し、ゴローズが販売していたアイテムで、ゴローズの印が押されているものに限ります。
例えば「ゴローズのリュックです!」とか言ってゴローズの烙印があってもゴローズがリュックを作っていた情報がないので偽物である確率が高いです。
どんな革製品があるかはゴローズ大全のvol.3を見て下さい。
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また、偽物が少ない理由ですが、革製品のコピー品を作る悪い人達はルイ・ヴィトンとかもっと単価の高いコピー品を作るためです。
あまり人気のないアイテム
少し言い方が失礼ですが、こちらもあまり偽物を見ません。
例を出すとスプーンとかですかね。
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簡単に言うと、こちらも先ほどの理屈と同じで、悪い人達がどうせゴローズの偽物作るなら、有名且つ単価の高いアイテム作りますよね。
スプーンはゴローズ店頭にも比較的高確率で陳列されてます。
委託店領収書付き
有名な委託店で購入されたゴローズアイテムなら信用度はかなり増します。
有名なところですと、デルタワンやRINKANでしょうか。
ここの鑑定士さん達はゴローズを見る目に関してプロです。
別の記事:【デルタワン】委託店購入はアリ?偽物あるって本当?【リンカン】
そんな鑑定士がいる店から買ったという証明である領収書などがついていれば、本物の確率はグーンと上がります。
もちろんオークションを介さずとも楽天などで購入可能です。
届いた商品が金メッキであったり、真鍮製だったなんてことは”ぜぇーったい”ないでしょう。
下記にリンク貼っておくので見てみて下さい。
▲タップでデルタワンへ
入手経緯が細かい
細かく入手経緯が書いている商品も本物である期待が上がります。
「いつ」「どの店員さんから」「いくらで買って」「当時のゴローズの状況はどうだったか」などが詳しく書かれていれば信用できる方かもしれません。
もちろん内容に誤りがあっては意味がありません。
先金なんかを出品していて「5年ほど前にオーダーして作ってもらいました!」とか言ってたら偽物です。
先金は当時レギュラーアイテムですから。
その他の写真
その出品者様は、できるだけ本物だと証明しようとしている姿勢は見られますか?
最後の商品写真欄とかに、他のゴローズアイテムの写真や、自身が並びに行っていないと撮れないようなリストバンドの写真などです。
実際にゴローズに行っていたなどと分かる写真等も本物の可能性が上がるポイントです。
それでも心配ならやっぱり自分の足で
このような条件から商品を抽出して、それでもまだ偽物なのではないかという疑惑が残るなら、オークションやフリマサイトでの購入は避けた方が良いでしょう。
万が一届いた商品が本物だったとしても、そんな疑惑が残ったままだと、この先もどこかモヤモヤするかもしれません。
オークションやフリマサイトでゴローズを購入する際には偽物を掴まないよう注意するのはもちろんです。
ですが、本物かどうかがいつまで経っても証明されないというしがらみも残ってしまうことを忘れずに・・・。
本日も一読ありがとうございました!