定年後の職業で人気があり、尚且つしっかりとした収入があることで有名なのが農家です。
今回は私が定年後や副業で農家をオススメする理由と、実際の農業の始め方をご紹介したいと思います。
近郊農業が特に稼げる!
近郊農業ってご存知ですか?
近郊農業とは、東京や大阪を中心とした主要都市から近い場所で農業を行うことです。
近郊農業の最大のメリットは、消費量が圧倒的に多い主要都市がすぐそばにあるという点。
つまり、全国でも屈指のマーケットが近くにあり、尚且つ土地代も安いという超穴場職業なのです。
東京都の近郊農業の例
東京から隣接した埼玉県や、千葉県、茨城県は全国屈指の野菜産地です。
先ほどもご紹介したように、一大消費地の東京に近いため近郊農業の中でも特に人気の場所になっています。
地方に移住しなくてもOK
首都圏近郊在住の方でも農地を取得したり借用したりできます。
農家と聞くと『家の前が田んぼ』というイメージが強いですが、実際は移住しなくて済むのも大きなメリットです。
気候も安定
首都圏近郊は気候も比較的温暖で、農業ができる期間が長いのも魅力のひとつです。
寒冷地と比べると、年間を通して様々な野菜などを収穫できるので、生産率が良くなり、効率良く、安定した収入が見込めます。
近郊農業の始め方
では実際にどのようにして近郊農業を始めるのかをご紹介していきます。
とりあえずJAに相談しよう!
JAとは、相互扶助の精神のもとに農家の営農と生活を守り高め、よりよい社会を築くことを目的に組織された農業協同組合です。
ここに相談してみて、まずは地方自治体の農業委員会に加入しましょう。
というのも、農業委員会に加入している『農家』でないと、農地を借りたり購入したりすることができません。
まずはJA主催の就農セミナーなどに参加し、簡単なノウハウや農業の始め方を習います。
その後、農業委員会に加入し、農地を買う(借りる)というのが一般的な流れとなります。
販売方法
農業を始めて、野菜が収穫できても売る相手がいなければ意味がありません。
自ら営業に出向き、販売先を探すのもひとつの手ですが、地方自治体などに相談することで、道の駅などでの販売スペースを提供してくれたりします。
農家は地方自治体も含めた国からのバックアップが多いのも魅力のひとつです。
初期費用
農業を始めるには、農地の取得はもちろんですが、野菜によってはビニールハウスを建設したりする必要もあります。
その他にも肥料や、農薬代、耕作機械などある程度の初期費用は必要です。
ですが先ほどもご紹介したように、国や自治体、農業委員会からの援助が非常に盛んな業種です。
始めに揃えるものは多くても、しっかりと援助を受ければ、思ったほど費用はかからなかったという方が多いのも事実です。
農業に向いている人
最後に、どんな方が農業に向いているのかをご紹介します。
農家といえば、職人気質で一人で黙々と作業をするといったイメージを持たれがちですが、実は違います。
近所の農家さんと情報共有したり、耕作機械を借りたり、作物をおすそ分けしてもらったりなど、他の農家さんや農業委員会との繋がりが非常に大事な業種です。
上記のような理由から、どちらかといえばコミュニケーションが好きな方に向いているといえるでしょう。
最後に
定年後でも安定した収入を得られることで近年人気上昇中の農業。
今やその人気は定年後と言わず脱サラして始める方も多いと聞きます。
定年後の職業の一案として調べてみるのも良いかもしれません。