羽屋でございます。
今回はタトゥーでも人気のデザイントライバルについて解説します。
有名人やスポーツ選手にもトライバルタトゥーを入れている人を多く見かけますので、一度は魅了された人も多いのではないでしょうか?
トライバルタトゥー
トライバルタトゥーはタトゥーの中でも最古の歴史をもつといわれています。
一概に「これがトライバル!」というデザインは存在せず、一般的には黒の模様だけで描かれたタトゥーは全てトライバルと総称されます。
トライバル(Tribal)の意味
トライバルとは英語で「種族的な」「部族的な」などと意味します。
先ほどご紹介したように、タトゥーの歴史の中でも最古というのはまさにこのことで、従来トライバルタトゥーとはファッションで入れるものではなく、民族の象徴や伝統文化などで入れられたのが始まりです。
また、デザインに一貫性がないというのも、それぞれの部族内という閉ざされた環境で進化していったからといえます。
部族とトライバルタトゥー
ある民族では成人の象徴としてトライバルタトゥーを入れたり、ある民族では既婚者の証として入れることもあります。
そのデザインは全体的には素朴で抽象的なものが多く見られますが、どこか黒だけでは描いたとは思えない深く、豊かなイメージの世界を感じさせます。
トライバルを入れる人
トライバルタトゥーは今でこそ人気のデザインですが、まだトライバルタトゥーが流行する前は、その民族や部族の考え方や生き様を尊重する人が入れていたイメージです。
例えば、トライバルタトゥーを入れる文化が根強いマオリ族。
マオリ族はハカという伝統的な踊りで有名な民族です。
ハカは戦場で敵と対面するときや和平を結ぶ際に、一族のプライドをかけて披露する慣わしがありました。
気迫に満ちたハカは部族の強さと結束力を表す手段だったのです。
転じて、マオリ族の伝統的なトライバルを入れることは強さの象徴とされ、マオリ族の生き様や強さに感銘を受けた人がマオリ族がモチーフのトライバルタトゥーを入れます。
入れる前に意味を調べてみて!
これからトライバルタトゥーを入れることを検討中の方は、自分の入れたいデザインがどこの民族をモチーフにしたもので、その民族にはどういった考え方や文化があるのかというのも同時に調べてみると良いかもしれません。
そうすることで自分に合ったデザインや趣向のトライバルデザインが見つかり、生き様や考え方をその身に刻み込めるかもしれませんね。