毎度、羽屋でございます。
私は以前にもブログでご紹介しているように、背中一面に大きなタトゥーがあります。
有名な彫り師さんに長い時間をかけて打ち合わせをしてもらい、これまた長い時間をかけて完成させたものなんですから後悔なんてことは・・・
あります。
そりゃありますよ。たまにですよ、ごくたまに。
やはり、昨今の日本はタトゥーや刺青に対する風当たりが強いので特定のシーンや状況だとどうしても不利に働く時があります。
しかも私、何を隠そう無類の風呂好きです。
スーパー銭湯
刺青・タトゥーお断りの一番身近な施設なのではないでしょうか。
スーパー銭湯とは一般的に、普通の銭湯に比べて
- 広くて綺麗な浴場スペース
- サウナ、スチームサウナなどの設備
- 垢すりや岩盤浴などの+α設備
- 充実した飲食スペース
- 休憩スペース
- ゲームセンター etc...
などといった充実したサービスが特徴的で、このようなサービスや豊富な設備から、老若男女に支持される日本屈指の娯楽施設です。
ですが刺青・タトゥーはお断り・・・。
さすがの私もタトゥーを入れる前から理解はしていましたが、歳をとるにつれてこのような娯楽施設が非常に魅力的に感じてくるものです。
背中一面に大きなタトゥーのある私は普通の銭湯で我慢・・・。
ですが、なぜ普通の銭湯がOKでスーパー銭湯はだめなのでしょうか?
日常と娯楽の違い
もちろん一般的な銭湯でも、風呂という行為そのものが気持ち良いので充分リフレッシュできます。
そもそも家庭のお風呂の歴史は意外と短く、ひと昔前であれば風呂のついていない家やアパートなんかは当たり前のように存在していました。
銭湯は本来、主に家にお風呂がついていない人を対象とした施設で、娯楽というよりかは日常的な意味合いで使われることが多かったのです。
その反面、スーパー銭湯は先ほどご紹介した様々なサービスや設備があることから非日常的、つまりは娯楽であるという認識のもと運営されています。
【一般的な銭湯】日常的かつ、必要不可欠である=刺青OK!
【スーパー銭湯】非日常的かつ、余剰娯楽である=刺青NG!
というわけです。
スーパー銭湯は一般的な銭湯と違い、利用者も娯楽という目的で訪れているといった点から、他のお客様が不快になる恐れがある、風紀が乱れる恐れのある刺青はダメということですね。
「不快になる恐れがある、風紀が乱れる恐れのある」という言い方はやや御幣がありますが、議論してもしょうがない日本の文化的な話なので割愛しましょう・・・。
別の記事:【刺青】タトゥーは何故隠す方がいいの?
実は行った事がある
実は私も、既にタトゥーが入っている時にスーパー銭湯に行ったことがあります。
若かりし頃の認識の甘さから今となっては大変反省してますが、
「意外とイケんじゃね?」
といった安易な気持ちからです。
背中なので普通に入場はできます、ですがいざ脱衣所に入って服を脱ぐと・・・
恐ろしいスピードでスタッフがきた。
とんでもないダッシュ力でスタッフの方が来ました。(笑)
ほんとに、「いつの間に見たの?」ってくらいのスピードです。
防犯カメラのリアルタイム映像で気付いたとおっしゃっていましたが、本当に私が服を脱いでいる最中、ものの数十秒の間でした。
慌ててバックヤードから走って来たのでしょう、息を切らしながら
「お客様・・・!困ります!ハアハア・・・」
と言われ即退散。(笑)
私自身も店員さんのあまりの対応力の速さに、とてもシビアに対応しているルールなんだなと理解し、施設を後にしました。
入場料は・・・まあ、勉強料だと思えば安いものです。
実際には・・・
私は大きなタトゥーなのでどうしようもありませんが、実際のところワンポイントタトゥー等を肌かくしーと!!などで隠して入場している人も多いと思います。
ですが、隠していて真偽が不明なだけであって、隠していればOKというわけでもありません。
タトゥーや刺青の入っている人の入場をお断りしているのですから、ワンポイントだろうが背中一面だろうが、自粛するのがマナーというものですね。
大衆娯楽”スーパー銭湯”、いつか私も利用できる寛大な社会になることを祈っています。(笑)