飛ぶ鳥を落とす勢いで人気が上昇中のゴローズ。
残念ながら毎日のように並んでいる方の中には、中古価格の高騰から転売目的で並ぶ人も多く見られます。
別の記事:ゴローズに転売や偽物が多い理由
純なゴローズファンからしてみれば、転売目的の人がいることでただでさえ高い競争率に拍車がかかるのは本当に残念なことです。
もちろん店員さんも転売するような方たちにアイテムを売りたくないので、様々な転売対策を行っています。
今回はお店の方が実際に行っている転売対策についてまとめてみました。
開店前の客層チェック
開店前、すなわち『並び』の時点でも店員さんによる転売屋対策は行われています。
転売屋と店員さんが判断して、入店を断ることを私達は『弾く』と言うのですが、基本的に入店を決める抽選の時にこの選別は行われます。
大前提として、この選別、すなわち『弾く』作業にマニュアルや明確なラインは存在しません。
店員さんの積年の経験や勘を元に行われますが、やはりある程度弾かれる人には共通点があります。
では実際にどの様な基準で転売屋と判断しているのでしょうか。
私が見た実際の事例やゴローズ仲間から聞いた情報を元に共通点を書き出してみます。
①服装
これは何度か別の記事にも書いていますが、服装も転売屋か否かを判断する基準とされています。
ゴローズは本来、ネイティブアメリカンのインディアンジュエリーですので、傾向としてアメカジ系やバイカーファッションの方が好むアクセサリーです。
その様なファッションでないと店員さんは「そんな系統の服を着ているのにゴローズ欲しいの?」と不安になりますよね。
自分で身に着けそうにない風貌=転売と判断してたとえ良い番号だとしても抽選時に弾くようです。
ただ、近年のゴローズはネイティブアメリカンのインディアンジュエリーであると同時に、希少価値の高いジュエリーという立ち位置にもなりました。
店員さんもそれを理解しているのか、特定アイテムの希少価値が高いことで有名なブランドSupreme(シュプリーム)や同じく希少価値の高いロレックスのデイトナなどをつけている方はあまり弾かれている印象はありません。
「レアなものが好きなだけ」という人も最近増えてきたようにも感じますが弾かれ対象ではないようです。
②質疑応答
店員さんがまれに並びを覗きに来て、新規っぽい人に話しかけることがあります。
お客さんとのコミュニケーションと考えたいところですが、ぶっちゃけ転売屋かどうかを精査していると思います。
内容は様々で、主に「今日初めて?」と聞くことが多いイメージですが、返答内容や挙動を見て怪しかったら抽選時に弾きます。
これはもう「コイツ転売屋だ!」と確信した場合はもちろんですが「ん~、微妙だなぁ」という方も弾きます。
そもそも一日に80名ほどしか入店できないような状況で、嫌でも毎日が満員御礼状態なのですからこの様な辛めの判定するのも納得がいきます。
③抽選突破のリストバンド
①②を潜り抜けたからといって店員さんの監視の目は緩みません。
抽選で良番を引いた人、いわゆる当日入店できる人にはその番号の書かれたリストバンドがつけられます。
このリストバンドは外せば破れるような普通の紙でできていて、他の人に譲渡できないような作りになっています。
これも当然の話で、万が一、入店できる整理券がカードの様な作りだとこれを他人に譲渡したり売ったりする人がでてきます。
そうなればもう適当な人に抽選だけ受けさせてその人から整理券を買い取り、ゴローズに詳しい自分が入店するという兵隊連れてきたもん勝ちみたいな状態になりますよね。
ですからこのような外せば入店できないリストバンド式にしているということです。
入店しても転売対策
晴れて入店できても転売屋に対する対策が行われています。
仮に見誤って転売屋にアイテムを購入されたとしても再発防止のシステムが導入されているのでご紹介します。
④アイテムの名称など
ある程度知識を持っていない人も転売屋と思われる可能性があります。
ゴローズに限った話ではないですが、本当に長時間並んででも欲しいようなものだったらある程度知識はあるはずです。
さすがにありえないと思いますが、例えば店内で「フェザーってこの並んでるやつのことですか?」なんて聞いた時には当然転売屋と判断されなにかと理由を付けて売ってもらえないでしょう。
転売屋と思われないように、事前に明確に欲しいアイテムを決めてその名称をしっかりと店員さんに伝えれるよう準備していきましょう。
⑤写真の撮影
これが先ほどご紹介した転売屋に万が一売ってしまった際の再発防止システムです。
現在ゴローズではあまりの転売の多さから、新規客は購入後に購入したアイテムと購入者の写真を撮影されます。
内容はわかりませんが、購入後になにやらメモのようなものもとっているので、写真の他にも顧客の管理をしているのでしょう。
次回に来た際にそのアイテムを着けていなかったり、また新規の様な立ち振る舞いをすれば購入を断られるということです。
最後に
いかがでしたでしょうか。
転売屋に不満を持っているのは私達ゴローズファンだけでなく、店員さんも同じことです。
ですが年々その人気から転売屋は後を絶ちません。
一見すると、めんどくさいですし、自分が疑われているようで嫌になりますが、本当にゴローズが欲しい人にだけ売りたいという店側の配慮からこのようなシステムやルールが設けられているのです。
これからゴローズを購入検討している方はその様な転売屋対策にも協力する必要がありますね。
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