かつてゴローズの創立者である高橋五郎氏は
”なんでも着ければ良いってもんじゃない、ひとつひとつに意味があるんだよ”
とおっしゃっていました。
ではそのアイテムの持つ意味とは一体なんなのでしょう?
またカスタマイズに込められた意味はなんなのでしょう?
今回は代表的なアイテムやカスタマイズと共にそれらの意味についてご紹介していきます。
ゴローズに込められた意味
ただ単純にカッコイイからという理由で羽や鷲をモチーフにアイテムが作られているわけではありません。
まさに高橋五郎氏が言ったように全てのアイテムには意味があります。
ゴローズのロゴの意味
中央部にある彫りはイーグル(白頭鷲)で、イーグルの回りを囲む丸の部分は太陽とされています。
白頭鷲は生物の中で一番高く飛ぶことができる鳥で、一番高く飛べる=万物の創造主である太陽に一番近い存在とされています。
イーグルが太陽に向かって飛んでいっている様子はまさに神聖な生き物と神の交信そのものがロゴのデザインとして採用されています。
フェザー
ゴローズで一番人気のアイテムであるフェザーシリーズ。
これは察しの通り、先ほどご紹介したイーグルの羽で、あるインディアンは神と人間とが交信する唯一の手段だと考えています。
この白頭鷲の羽根はもちろん生き物の羽なので日本には持ち込めません。
神聖な白頭鷲の羽根を丈夫なシルバーで作ろうと考えたのが高橋五郎氏のフェザーシリーズの始まりということです。
銀と金の持つ意味
ゴローズには銀素材でできている部分と金素材でできている部分があります。
”陰”とは、経年の使用で黒ずんでくるシルバー部分を指し、”陽”はいつまでも輝き続ける金部分を表します。
この陰と陽のバランスこそまさにゴローズにおける芸術とされていて、常にこの対立的な関係を意識したカスタマイズを組まれる方が多いです。
これらを参考に
意味が込められたものの中でも最も代表的な部分をご紹介しました。
次にそれらの意味を組み合わせて
・より神聖で深い意味の込められたカッコいいカスタマイズ
・その他のアイテムの意味
をご紹介したいと思います。
イーグルカスタム
先ほどご紹介した神聖なイーグルと、人間の交信手段であるフェザー、そして全ての創造主である太陽を組み合わせたかなり上級者のカスタマイズです。
さらにその太陽を見失わないようにと方角を表すホイールを着けているのも印象的です。
まさにインディアンにおけるこの世の縮図のようなカスタム、オマケに陰と陽のバランスも完璧。
めちゃくちゃカッコよくて非常に深い意味の込められたカスタマイズですね。
ロードランナー+フェザー
その名の通りとても速く走ることができる鳥で、そこから転じて災難を避けるという意味もあります。
ただ、ロードランナーという変わった鳥は飛ぶことができません。
飛べないロードランナーに白頭鷲の羽を授ける粋なカスタマイズで、意味や象徴を理解していないと発想できないようなレベルの高いカスタマイズですね。
私は意味を理解しているので、このカスタマイズを見た時に感動したのを覚えています。
スプーン
スプーンの形に沿って、イーグルが翼をそろえて後ろに伸ばしているデザインになっています。
生まれたばかりの赤ちゃんに銀の匙を贈ると「その子は一生食べるのに困らない」という言い伝えもあり、神聖なイーグルがスプーンの形になっているなんとも縁起の良いアイテムです。
このような意味合いからプレゼントや贈り物にする人も多く、意味を知ると感動するプレゼントですね。
有名歌手安室奈美恵さんもスプーンを着けている写真がネットに公開されています。
別の記事:安室奈美恵さんが着けているネックレスの深い意味とは?
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最後に
いかがでしたでしょうか。
今回ご紹介したのはごく一部の代表的な例で、他のゴローズアイテムにもひとつひとつ素晴らしい意味が込められています。
とにかくカッコイイものを組み合わせたカスタマイズももちろん良いですが、自分の生き様やインディアンの人間らしい考え方をもとにカスタマイズを考えてみるのもまた一興なのではないでしょうか。
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