アイテムを購入した後に「やっぱ金にしとけばよかったなぁ」とか、購入当初は全銀でもカッコよかったんだけどアイテムを収集していくうちに金アイテムに憧れたりすることはありませんか?
購入できればそれにこしたことはないのですが、これらの金アイテムは全銀アイテムに比べて価格がかなり高いというのも悩みの種です。
このように、
「金アイテムが欲しいけど高額なものは買えない!」
「これが金だったらかなりバランス良いんだけどなぁ・・・」
という方にオススメなのが金メッキ加工です。
そもそも金メッキ加工って?
そもそも金メッキ加工というのは、金属などの材料の表面に金の薄膜を付ける表面処理のことです。
例えば、普通の先金フェザーだと
この部分が中まで全て18金でできてるのに対して、金メッキ加工は
始めはこの状態。
すなわちオールSV925なりSV950ということです。
そこに必要な部分だけ金を付着させます。
加工後はこんな感じですね。
つまり金メッキ加工というのは素材そのものは別の素材だけど表面は全て金ですよってことです。
金メッキと純金の違い
先ほどもご紹介したように表面上の見た目ではほとんど変わりはありませんが、もちろん違いはあります。
代表的な違いをご紹介していきます。
金と金メッキの違い①重さ
銀(SV)よりも金の方が重いので、精密な測りなどで測ると金メッキなのか純金なのかすぐに判別できちゃいます。
よくオークションなどで測りの上に乗せたゴローズの写真などがありますが、あれは要するに「金メッキじゃないよー、本物だよー」というアピールということです。
さすがに精密な測りだと違いは一目瞭然ですが、フェザーくらいのサイズや質量だと、実際のところ金メッキと純金とを手に乗せて比べてみたくらいではわからない方がほとんどなのではないでしょうか。
全金と全銀+金メッキでは全然重さが違いますが、部分的な加工であればわからないでしょう。
ちなみに余談ですが、全銀アイテムを測りに乗せた写メをオークションなどで乗せている方もいますが、SV950素材で偽物を作れば当然ゴローズと同じ重さになるのでなんの本物アピールにもなってません。
むしろ「素材が同じだけでどうせ偽物でしょ?」って感じですよね。
金と金メッキの違い②剥がれ
先ほどもご紹介したように金メッキは表面に金をコーティングしているだけなので将来的には剥がれてしまいます。
これが一年なのか1ヶ月なのかは施した職人さんや使った薬品などにもよるのでしょうが、大事に手入れしていても積年の軽微なスレなどで少しづづ削れていくので、やがてシルバー部分が見えてきます。
ですが純金素材の場合はそのものが金なのですから少々傷がつこうが、ゴシゴシ磨こうが金のままです。
なんだったら割ってみても金です。
このあたりも純金と金メッキの違いでしょうか。
金と金メッキの違い③価格
最後はこれにいきつくと思います。
皆様もご存知の通り、金はとても高価な素材です。
なにより、田中貴金属という国内トップシェアの金取り扱い業者が明確に値を決めているので値崩れすることはなく、万が一将来的にゴローズアイテムが0円の価値になってしまったとしても金素材を使用しているというだけで資産価値になります。
当然、その金素材を多く使っているかほとんど使っていないかで価格が変わるので、ほんの微量でコーティングするだけの金メッキと、純金をふんだんに使用するのとでは価格に大きな違いがでてきます。
金メッキ加工をやってみた
今回、カスタムをしていると「ん~、この銀爪が先金だったらしっくりくるんだけどなぁ~」という状況になったので実際に金メッキ加工を依頼してみました。
ちなみに依頼する業者選定ですが、あらかじめリストアップしておいて電話で聞いてみるのが一番良いかと思います。
実際の業者さんの反応も様々で「TADY&KINGの金メッキ加工お願いしたいのですが!」と伝えてみると
A社「ん・・・?タデぇ?なんだって?」
と言われたので他の業者に電話すると
B社「フェザーですか?先金にします?金爪とかもできますよ!」
みたいな感じだったので実際に電話してみて実績のありそうな業者さんに依頼するのが間違いないかと思います。
それと、忘れてはいけないのが価格の折り合いですね。
価格に関しては後ほどご紹介するとして実際の加工工程をご紹介します。
こちらが加工前のお写真です。
今回はこの銀爪フェザーの剣先部分のみ金メッキ加工を依頼しました。
実際にレジストのオンラインストアを見ていただき、「コレにして下さい!」と伝えたところ22金を推奨されました。
どうやらメッキ加工なので本物の色味に近づけるなら18金よりも純度の高い22金が良いのだそう。
そしてこちらが加工後のお写真です。
本家の先金フェザーの横に並べてみても・・・
※撮影前に燻してしまいました。
素人には到底見分けの付かない加工技術です。
さて、気になるお値段は・・・
価格
先に価格だけご紹介すると、今回は7,538円でした。
これが安いと思うか高いと思うかは人によるかと思いますが、銀爪フェザー特大が19,440円なのに対し、銀爪先金フェザーが58,320円と考えると高くはない加工料だと思います。
ちなみに、全金メッキ加工よりも部分金メッキ加工の方が高額になるケースがほとんどらしいです。
これは意外に思う方もいらっしゃるのではないでしょうか?
というのも、部分金メッキ加工の工程が
①磨き
※金や薬品の付着ムラを無くすため
↓
②金にしないところに特殊な薬品を塗る
↓
③金の入った水槽にドボン
といった感じらしく、どうやら工程②が一番費用のかかる部分だそうです。
全金メッキを予算面で懸念されているのでしたらいらぬ心配だということですね。
まとめ
文中でもご紹介したように金メッキは剥がれますので万が一納得いかなければピカールなどで拭きあげれば簡単にとれるそうです。
ただ、ピカールのような薬品でも使わない限りは簡単には剥がれませんのでご安心を。
個人的な見解としては、もうすでに同型を買ってしまったアイテムに関しては金メッキ、これから欲しいアイテムに関しては妥協せずに純金といったように使い分けるのが良いかと思います。
金アイテムが欲しい方は選択肢に入れてみても良いかもしれません。
▼今回ご紹介したアイテムはこちら
【加工前】全銀特大フェザー
【加工後】銀爪先金特大フェザー
【比較品】特大先金フェザー
▼TADY&KING公式オンラインストアはこちら
楽天市場:RESIST
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