燻されたフェザーがカッコいい。
そりゃ自然に燻されたり硫化するのを楽しむのも一興ですが、なかなかの時間と手入れの手間がかかるものです。
アクセサリー加工専門店に見積もりをもらったところ、安くても1アイテムあたり800円とか。
全部燻し加工してもらうと...
・・・いやフェザー買えるわ!怒
って価格になったので、なんとか自分で綺麗に燻す方法を探していたところ、見つけましたのが銀黒です。
銀黒
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なんて用途のわかりやすい商品名(笑)
早速購入して試そうと思い、フェザーでの使用例を探してみたのですが、
・・・ない。
どこにもない。
商品レビューにはフェザーに使用した方達の感想なども書いてるんですが写真や作業工程の情報がネットに見当たらない。
でもどうしても燻したい。
ということで...
捨て身の覚悟で試しました。
燻し加工に必要なもの
まず始めに燻し加工に必要な備品の紹介です。
漏れなく全て必要になりますのでまとめて注文しても良いかもしれません。
①銀黒
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シルバー製品を科学反応で燻すための液体。
今回の主役なので当然必要です。
②先の細い小筆
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シルバー製品に銀黒を塗るのに使います。
綿棒などでも代用できますが、細かな部分の燻し加工ですと小筆をオススメします。
③シルバー磨き
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クロスタイプが良いかと思います。
黒光りの燻し銀にしたい方はもちろん必要ですが、ドス黒が良くてもある程度は磨いた方が良いです。
④適当な器(鉄製は避ける)
ボトルに直接筆を突っ込んでも良いですが、私は今後保管することを視野に入れ、出来るだけ不純物が入らないように使用する分だけ取り出しました。
この場合に使用する器は化学製品を入れるので捨てる前提で考えた方が良いかもしれません。
作業場所も一度確認してみて下さい。
身近ところにシルバー製品やシルバー部品があると万が一触れた場合真っ黒になっちゃいますので。
いよいよ燻していく
それでは前置きはこのくらいにして早速やっていきましょう。
まずはビビって一番利用頻度の少ないTADY&KINGの細丸チェーンから。(笑)
こちらが加工前の写真になります。
けっこう手入れもマメにしてたので我ながら良い状態。
早速燻し加工をしていきましょう。
①銀黒を容器に
移す容器も科学反応とかしちゃったらめんどくさいので100均でプラスチックのものを買いました。
出す量はほんの少しでOKです。
これを聞いて想像した量のさらにほんの少しでOKです。(笑)
②筆や綿棒に染み込ませる
実際に筆や綿棒に染み込ませて塗っていきます。
ほんの少し塗っただけで黒くなるのでごく少量を塗って黒さを見てお好みで足りないようであればまたほんの少し塗るような感じです。
私は町のイケてるバイク工房などで見るやさぐれた黒のシルバーパーツのような色味にしたかったのであえて少しムラが出るように塗りました。
③シルバー磨きで光沢を
ある程度お好みの黒さになったら一度シルバー磨きで磨いてみて下さい。
ここはお好みですが、ツヤ消しの真っ黒がよければ軽く拭く程度で良いかと思います。
④完成
さぁ、そして燻し加工が完成したチェーンがこちら。
い・・・
イ・・・
イイじゃないですか!
思ってた以上にいい感じに渋くなりました。
一部のアイテムをどんどん燻していきます。
他のアイテムも燻す!
次はこちら。
TADY&KINGのフェザー達です。
フェザーは彫りがある分、慎重にいきます。
加工後がこちら。
ダメだ。
カッコよすぎる。
自分で燻したというのもあってさらに愛着が湧きます。
最終的にはこんな感じ。
彫りが際立ってとてもいい感じですね。
燻してないアイテムと比較
燻したアイテムと燻してないアイテムを比較してみました。
要は、シルバーを科学反応で黒くしているので逆にピカピカに戻そうと思えば戻せます。
その際は専用の液に漬け込むのですが、想像以上のクオリティでかなり気に入ったので当分はこれでいきます。
銀黒を使った感想
私はかなりビビりなので終始緊張しましたが、ついさっき書いた通り元に戻そうと思えば綺麗に戻せます。
同じアイテムでもピカピカのシルバーと燻されて黒の光沢がでたシルバーとでは見た目も印象も変わってきます。
服装などに応じてシルバーの色味を変えるのも今後の楽しみです。
ただのシルバー好きの私にも自分で納得のいく完成度になったので作業も難しいことは何もありませんでした。
良かったら皆様も是非試してみて下さい。
▼今回使用した銀黒はコチラ
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▼実際に燻し加工したTADY&KINGはコチラ
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